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かつて抗生物質のない時代には、口の中の炎症でさえ命にかかわることでした。
かの有名な新撰組の永倉新八もムシ歯による感染がもとで命を落したとされています。
現代人において、八番目の歯である親知らずは正常な位置に生えづらく、また清掃しづらい部位
であるため、歯肉の炎症やムシ歯などの症状により抜歯をよぎなくされる場合が多くあります。
しかし、すべての親知らずを抜歯しなければならないというわけではありません。 |
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生え出る途中の親知らず
(顎骨模型) |
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| 清掃しにくく、ムシ歯になりやすいため手前の第二大臼歯にも悪影響をおよぼす場合。 |
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| 上顎智歯にムシ歯(黒い透過像)が見られるが上下ともに咬合しているため抜歯せずに治療。 |
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| 手前の歯との隙間に食片などが入りやすく、不潔になり歯肉の炎症が起りやすい。 |
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| 下顎智歯がないため、挺出して下顎の歯肉を咬んでしまう場合。 |
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| 水平に埋伏しているため、手前の歯列不正の原因になる場合。 |
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| 手前の歯との間の慢性的な炎症が、骨吸収を招いてしまう。 |
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骨吸収部からの排膿により歯肉上に排膿路(瘻孔)
を形成。 |
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半埋伏智歯
清掃不良なため、手前の歯にムシ歯ができる前に予防として抜歯。 |
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手前の大臼歯の根が吸収。
この場合、吸収された根を 抜歯して智歯は保存。 |
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水平埋伏智歯
骨吸収および歯列不正の予防のため、抜歯。 |
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下顎の親知らず抜歯の為の麻酔は、下顎孔伝達麻酔法を行っております。
この麻酔法は、下顎孔付近に局所麻酔を浸潤させ、麻酔側の下歯槽神経及び舌神経を麻痺させるため、長時間(2〜3時間)の効果
があります。その為、抜歯後は口唇や頬を噛みやすくなっておりますのでお食事の際はお気をつけ下さい。 |


出血を気にされ、強くうがいをされてしまいますと、血餅(かさぶたのようなもの)の形成が遅れ止血しにくくな
り、むしろ抜歯創の治癒障害を起こしてしまいます。
もしも、出血するようでしたら、30分程ガーゼやティッシュで抜歯窩を強く圧迫してください。それでも万が一、 止血しないような場合には、担当医にご連絡をください。 |


智歯部位周辺には咀嚼をつかさどる咬筋(下顎骨を挙上する筋肉)と、側頭筋(下顎骨を上方に引き上げ、上下顎の
歯を咬合させる筋肉)があります。
その部位が抜歯後の腫れで圧迫される結果、お口が開けづらいといった開口障害を起こすことがありますので、止血
後にはお口を大きく開ける様に訓練なさって下さい。 |


| 親知らず抜歯時の刺激による既存炎症の再燃や抜歯後の二次感染によって、抜歯創の炎症が周囲に波及することを
防ぐため処方されたお薬は指示通りお飲みになって下さい。 |


親知らず部位周辺はすうそな組織であるため、炎症が深部にまで波及しやすい場所です。
そのため、普通抜歯と比べると腫れることがあります。腫れるということで、不安をもたれる患者さんもいらっしゃ
るかと思われますが、「腫れる」ということは、抜歯窩を細胞(白血球etc,種々の細胞、組織液)が治そうと集まる
ことによって体積が膨張することです。
これは、生体の防御反応ですからご心配には及びません。数日後には軽快します。
またかなり深く埋伏している智歯の抜歯後は、内出血を起こすことがあります。しかし、内出血によって形成される この紫斑は重力によって下がってくるに従い、一週間程で消失しますので心配には及びません。 |


| 抜歯後は治癒能力を高める為に、激しい運動・長時間の入浴・飲酒等は避けていただき、早めにお休みになって下さい。 |
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