歯科治療Q&A

歯科治療Q&A

いつも口内炎ができるのですが…

「口内炎ができた」と言うと、白色で4?5ミリの丸く膨れ、触るとすごく痛く、しょっぱいものや酸っぱい食物が触れると飛び上がるほど痛い口内炎を思い浮かべられることと思います。このような口内炎は、アフタ性潰瘍といわれる典型的な口内炎です。
アフタ性口内炎は体調と大変関係がある口内炎です。寝不足、2日酔い、遊び疲れ、不規則な食事、アンバランスな栄養、ストレスによって出現するといわれています。一般的に1週間くらいで治りますが同じ場所に繰り返し出来たり、多発することがあります。
恐らく免疫反応も関与していると思われますが残念ながら原因はよくわからないのが現状です。
治療法として、体調の改善やストレスの除去、栄養指導、刺激となっている歯や補綴物(入れ歯や金属の詰め物など)の除去、軟膏や貼付剤の使用があります。また、むし歯や歯周病の治療、や正しいブラッシングにより、お口の中を常に清潔に保つことも大切です。
そのほか口腔粘膜疾患の代表的なものとして、口腔扁平苔癬、白板症、ウイルス感染症、水泡症などがあります。また口内炎を起こしてくる他の疾患としてべ一チェット病といった難治性疾患や疱疹性歯肉口内炎やヘルパンギーナ、手足口病などのウィルス疾患などもありますので歯科医の診療をお勧めします。

 

むし歯をまたつくりたくないのですが…

「甘いものを食べたらすぐに歯磨きしているのに」「毎日きれいに磨いているつもりなのに」なぜむし歯になってしまうのだろうというお悩みの声が多いことに驚かされます。
インドでは、お釈迦様の時代から毎朝、虫食いのない木を使っての歯磨きが行われたそうです。現代の歯ブラシでしっかりと時間をかけ1本1本丁寧に磨いたとしても、磨き残しの汚れは意外に残っているものです。
甘いものを食べた後それを完全に取り除き、むし歯をつくる細菌の歯への付着を防ぎ、口の中が酸性に偏るのを予防するのはまず不可能でしょう。特にむし歯になりやすい方はシュガーコントロールを厳守することは、ブラッシングよりもはるかに効果的です。みなさんの身の回りのお掃除と同じく、汚さないのが一番キレイに保てるといえるでしょう。
むし歯はかなり進行しないと自分では分かりにくいものですし、進行してしまうと絶対に自然治癒しません。ごく初期のものは削らなくても唾液中のカルシウムイオンの再石灰化により自然に修復されることがありますが、この再石灰化も甘いものをコントロールできた状況でしかおきません。
のど飴、缶コーヒー、乳酸飲料、スポーツ飲料、それに果汁100%飲料(防腐効果のため清涼飲料と同程度の砂糖含む)などの摂取もムシ歯多発の盲点となりますからご注意下さい。
またシュガー、プラーク・コントロールを徹底させていても日が経つにつれ杜撰になりがちとなりますので半年に1回は定期検診を受け、『歯を絶対に傷つけない』ように心がけましょう。

 

口臭が気になるのですが…

口臭は、自分だけに感じるものや周囲の人に感じるもの、もしくは精神的なものなどさまざまです。
おもに口臭の原因としては、

 

1.むし歯の進行によって歯に穴があいて食片が詰まっていたり、さらにむし歯が進行して、歯髄組織が腐敗すると口臭を発する様になります。
まずは口の中を清潔に保つことのできる環境の改善が必要となります。

 

2.ブラッシングの不足や歯並びにより清掃が難しいことによって磨き残しが多いと口臭の原因となります。プラークは細菌の集落であり、食カスなどのタンパク質を分解しインドールやメチルメルカプタンなどの臭い物質を産生します。   
歯を丁寧に磨いて、このような細菌を減らすことは、有効な口臭予防法です。

 

3.舌の表面の汚れも意外な口臭の一因となります。この汚れはほとんどが細菌と言われていて口臭の隠れた盲点といっても良いでしょう。

 

4.歯肉炎が進行して、歯周炎にまで進行すると嫌気性菌の作用により強烈な口臭を発生させます。歯周病は歯周ポケットの中に種々の微生物が存在し、この微生物の作用により歯肉が炎症し、出血・排膿が起こり、これらの滲出物中のタンパク質が、分解されると同時に微生物の作り出す産生物によって揮発性硫化物が大量に発生し、臭気の原因となります。

 

5.にんにくなど臭気のつよい物の食後や飲酒後などに、血液中に溶けている、臭気の素となる物質が、肺におけるガス交換によって、呼気に含まれることによっておこる口臭もあります。

 

6.全身的な理由による口臭、例えば糖尿病、妊娠中、肝臓病や鼻の悪い人には独特の口臭を発生する場合があります。

 

7、口呼吸による口の乾き、増令による唾液の分泌の減少や、薬剤の服用や寝不足、精神的な緊張のための唾液の分泌の抑制がおこると、口腔内は自浄作用を失い、嫌気的条件下で嫌気性菌の活動が活発になり、口臭の原因となります。
ブラッシングの時間の延長とこまめな水分の補給により、口腔内を清潔に保つことが必要です。

 

歯がグラグラと動くのですが…

健康な歯においても生理的な微小な動きはあるものですが、歯の根自体がグラグラと動揺する場合には、歯周病の進行が疑われます。
では、どうして歯がぐらぐらと揺れるようになるのでしょうか? 
お口の中を見ると一見、歯は歯肉に埋まって支えられているようですが、じつは歯の根の表面に存在するセメント質と歯槽骨(顎の骨)がコラーゲン線維(歯根膜線維)によってつながれ、支えられています。
歯の表面に磨き残しがあると、細菌が集まりプラークを形成します。そのプラークが長時間停滞する事により、歯肉の表面が炎症を起こし、歯肉が腫れあがります。やがて細菌・細菌の生産物が歯肉の中に侵入し、歯肉線維が消失すると、付着歯肉が根尖部に向かって移動し、歯周ポケットを形成します。
この事が繰り返される事によって、深部組織に炎症が波及し、歯槽骨に水平吸収が起こります。それにしたがってコラーゲン線維が減少・消失していき、歯槽骨が垂直吸収し始め、歯を支えていた線維・骨が減少することにより、歯が揺れ始めるのです。
歯を失う原因として、歯周病は気付かないうちに進行してしまう点が、非常に恐い病気です。また歯が抜けた状態を長い年月放置していますと、歯はそのスペースに向かって傾き、伸びてきてしまい、ついには噛み合わせの変位、残っている歯の過重負担によるさらなる歯の喪失を招きます。
従って歯周病の進行度合いによって様々な治療法が考えられますが、まずは徹底したブラッシング指導が必要不可欠です。
また万が一歯を失った場合、当医院では残っている歯に負担をかけるような治療はお勧めしておりません。

 

歯がしみる・治療後にしみるのですが…

冷たい水でうがいをしたり、歯ブラシをしたとき、『ジ?ン』もしくは『ピリッ』と不快な痛みを感じたことがおありでしょうか?
本来、外部刺激は歯牙の表層のエナメル質ではね返され、しみたり、痛みを防いでいます。
歯周病(歯肉炎・歯周炎)などで歯肉退縮がおこり、さらに間違ったブラッシングによる磨耗などにより、歯の象牙質が露出すると、歯がしみる場合があります。これは、象牙質に加えられた冷たい水などの温度刺激やハブラシの接触など機械的刺激が、開口した象牙細管の内溶液が移動し、歯髄神経が刺激され、一過性の「歯がしみる」感覚として伝わる、象牙質知覚過敏症と言われる症状です。
歯がしみると冷たいものを口にしにくくなるばかりでなく、歯とハグキのすき間(歯周ポケット)など、歯周病菌が潜む部分のブラッシングがおろそかになり、お口の健康状態が悪くなってしまいます。かえって歯垢がたまり歯垢の出す酸の刺激によりなかなか治りません。結局、虫歯や歯周病を悪化させてしまいます。
ぬるま湯を用いてうがいや歯ブラシを行うと、比較的楽に通常の口腔清掃を行うことができます。
体には、その刺激から神経を守ろうとする治癒能力がありますので、個人差はありますが「第二象牙質」と呼ばれるものが神経の周囲に形成され、だんだん自然とその症状が軽減されます。個人差はありますが一ヶ月くらいかかります。
それでも治癒しない場合は、しみている部分に詰め物を行い、外来刺激から守る方法があります。この治療は比較的簡単に終了しますが症状が激しい時には歯髄を除去することもあります。ただ、「しみる」という事はその歯のもつ生活反応であり、神経を抜いてしまい、まったくしみなくなってしまった歯よりも丈夫な証拠でもあります。
また歯を削った後にも出現することがありますが多くの場合自然治癒します。
しかし治療を行うという事は、そのエナメル質を削り取り、内部に存在する「象牙質」を露出させるのです。この象牙質には「象牙細管」と呼ばれる、神経に直接的に刺激を伝達する無数の管が存在します。しかも治療後削り取ったエナメル質の部分を補修するために金属を詰めます。この金属自体も熱伝導率が高い為に、治療を行った後しみるという症状が出るのです。
この知覚過敏症は、お口の中の状態の変化としての危険信号とも考えられますので定期健診の習慣をつけましょう。

 

歯が抜けてしまいました…

痛くなった歯を抜いてしまえば、それでおしまいというわけにはいきません。そのまま長い年月放置しておくと、前後の歯や上下の歯がそのスペースに向かって傾いたり、伸びてきたり、移動して来てしまいます。
結果的に噛み合わせが変化して、残った歯に無理な力がかかるようになります。
これは歯周病を悪化させるだけでなく、噛み合わせや顎関節に大きな障害を招き、頭痛、肩凝りなどの原因にもなります。
抜いた部分を放置せず、失った歯を補う必要があります。その処置として様々な方法が考えられますが、当医院では歯を失うことで他の歯に負担をかける様な治療はお勧めしておりません。
通常、歯は上下それぞれ14本(親知らずは除く)の合計28本、それぞれに役割があり、すべてそろっていることで全体の調和をとり仕事を果たせます。
チームワークのとれた歯の集まりこそ、健康への第一歩です。

 

歯の間に物がつまりやすいです…

加齢とともに、だんだん歯と歯の間に物がつまりやすくなってきたというお声をよく聞きます。
本来、17、8歳の頃の歯肉の健康な方の歯と歯の間にも、若干のすき間はあいているのです。しかし加齢による生理的な歯槽骨の吸収や歯周病による歯の周囲の骨の吸収がおこると、しだいに歯間の隙間が大きくなっていきます。
また歯肉が腫れていると、歯間の隙間がふさがれてしまい細菌の住処をつくることになってしまうため、歯周病がさらに進行してしまいます。
予防するためには、歯間ブラシでプラークコントロールした、炎症が消失させて歯肉を引き締め、本来のすき間をあけることが必要です。
この場合、若干見栄えが悪くなったり食片が入り込みやすくなったりしますが、これは骨の裏打ちがあるところまで歯肉が引き締まった結果であり、それ以上歯肉が下がることはありません。
深い歯周ポケットがあり、しだいに歯周病が進行してしまう方がずっと恐ろしいことなのです。

 

歯の色が気になる・歯をキレイにしたいです。

「もっと歯並びをきれいにしたい」「白い歯にしたい」などいろいろな希望をおもちの方はたくさんいらっしゃると思います。
単なる着色の場合は、付着しているものを除去すればきれいになりますがその他の多くは、矯正や漂白、歯冠修復が必要となります。
最近「歯の美白」が世界的にブームになり歯の審美性に対する関心も高くなっていますが、本当に「美しい歯」とは、いったいどのようなものでしょう。
皆さんもじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
歯は、上下で28本あり、その1本1本がそれぞれの役目を果たし、支え合って調和をとっています。そのうち1本も欠かす事のできない体の一部といえます。
前歯の美しさを維持していくためには奥歯がしっかりと噛めて健康である必要があるのです。
また歯の色や形、大きさにおいても人それぞれの個性を持っています。
黄色味がかった歯の方もいれば、白色の強い方もいます。大きめの歯の方もいれば、小さい方もいます。それぞれ顔の形、色、幅なども含めた調和が美しい個性をつくっています。
私達の考える「美しい歯」とは、「調和のとれている歯列」のことです。
私達は修復物を作る時に、色の調和、形の調和、咬み合わせの調和を注意しています。「調和のとれた歯列」は、機能的にも健康美をもち、審美的にも自然そのものの美しさがあります。さらに心の健康を維持するのにも大きな役割をはたしてくれます。

 

歯を磨いたときに出血してしまいます…

歯肉から出血する疾患には、白血病、血友病、特発性血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、ビタミンCの欠乏などいろいろあげられますが、出現頻度として圧倒的に多いのは歯周病による出血です。
歯肉からの出血は、歯肉炎が起こり、血管内部の内皮細胞の接合部が広くなることにより、ちょっとしたブラシ圧でも血管から血球成分が滲出してしまう現象です。
炎症が起きる原因としてプラークの付着があげられます。歯肉の辺縁、特に歯と歯の間の歯肉からの出血が多く、歯肉の色が紅色、または暗赤色で腫れていたら要注意です。健康な歯肉は、珊瑚のようなコーラルピンク色をしています。

 

対処法として、お口の中を清潔にすることで、原因となっている細菌とプラークを取り除き、炎症を軽減させることが大切です。そのためには、正しい歯の磨き方で、歯と歯肉の境目のところを重点的に磨くことです。
初めのうちは、磨くと出血がありますが、4?5日続けると出血はとまります。また適度な硬さの食物を摂取することも歯の健康には必要です。このような食物はお口の中の食べカスを取り除き、自然にきれいにすると共に歯肉に適度な圧力を加えることによって歯の根の周りの組織や歯肉の血行をよくしてくれます。

 

歯肉が下がってきたように感じるのですが…

歯肉は、歯肉線維によって歯槽骨・セメント質表面とつながっています。そのため、歯肉が下がったように見えるということは、それと接している骨の位置が下がることによって生じるのです。根の部分のセメント質や象牙質がお口の中で見えていれば歯肉が下がっているといえるでしょう。
もちろん加齢とともに生理的減少として骨が下がることもありますが、多くの場合、歯周病が進行し細菌によって骨の破壊が生じることにより骨の位置が下がってしまうのです。
歯肉が下がってしまった様に見え始める前に歯科医院での専門家による予防指導をしっかりと受け、それを実践することが大切です。
またセメント質や象牙質は、エナメル質より軟らかいのでむし歯になりやすいため、甘いものなどの摂取に対する注意が必要です。
予防するためには、毎日の正しいブラッシングと歯科医院での定期検診が最も有効となります。 
またそのほかの原因として、化膿して膿が溜まってくる歯周膿瘍や
抗てんかん剤や、高血圧に対する抗圧剤の長期に服用による歯肉の線維性の増殖が考えられます。

 

鏡で見ると歯肉が腫れています。

お口の中の歯肉の健康状態を、いつも鏡でチェックしていらっしゃるかたは少ないと思います。ブラッシングのあとに、歯肉の状態や磨き残しの有無をチェックすることは、ご自分の健康管理の一つとしておすすめです。
歯肉の腫れる原因としては、多くは歯周病が考えられます。
歯周病は、口の中で気づかない間に進行していく恐ろしい病気です。
虫歯のように比較的早い段階で、しみたり、痛みの出るものではなく、症状が現れたときには決して元どおりの健康な状態に戻ることがなく、手遅れの場合もあります。 
歯周病はプラーク(歯垢)の中の細菌が原因となって生じる病気で、大きくは歯肉炎と歯周炎に分けられます。
歯肉炎とは歯肉のみに炎症が見られ、歯周炎の前兆といえます。
歯肉炎を放置すると、歯肉に生じた炎症が歯を支える骨(歯槽骨)や歯根膜など深部歯周組織に及び歯周炎に進行してしまいます。
予防するためには、毎日の正しいブラッシングと歯科医院での定期検診が最も有効となります。 
またそのほかの原因として、化膿して膿が溜まってくる歯周膿瘍や
抗てんかん剤や、高血圧に対する抗圧剤の長期に服用による歯肉の線維性の増殖が考えられます。

 

歯肉が痛みます。

歯肉だけに痛みが出ている場合の多くは、原因として歯肉に炎症が生じているためと考えられます。いわゆる歯肉炎の疑いがあるということです。
歯肉炎とは、ブラッシングで除去しきれなかったプラークが原因となって、その中に含まれる有害物質が歯肉表面を通過し、歯肉内部に侵入し、歯肉に炎症を起こします。それに伴って痛みや、出血、腫れ等を生じさせるのです。この状態を長く放置しておくと慢性的な炎症となり、悪化していくと歯周病へと進行します。
歯周病になってしまってからでは、完全治癒は難しくなってしまいます。
つまり歯肉炎の時点で原因となっているプラークを完全に取り去り、正常な状態に戻しておく必要があります。
そのためには痛みのある部分は特に念入りにブラッシングをすることが大切になってきます。
ブラッシングは力は決していれず、時間をかけてじっくりと磨くことが重要です。

 

治療がこわいんですが…

ダスティン・ホフマン主演の「マラソンマン」の中で主人公が元ナチスの歯科医に麻酔なしで歯を削られるという拷問シーンがあります。ことほど歯科の治療は拷問に近いほどつらく心の重荷となっています。
多くの方が歯科医院へ足が遠のいてしまう理由として、治療時の痛み、中でも麻酔注射に対する恐怖心が挙げられるでしょう。麻酔は時間をかけてゆっくりと行えば痛みはそれほど強くないのですが、歯科医サイドでは嫌なことは早く終わらせてしまおうという傾向があります。
そこで治療前に一言、痛みに対する恐怖心や不安を歯科医師にそっと打ち明けてみてはいかがでしょう。痛くないように心がけている歯科医師もきっと、もっとやさしくゆっくりと注射するように配慮するはずです。
こうしたやりとりの中から自然と信頼関係も築かれ、安心して治療を受ける余裕もうまれ、痛みも軽減されるのではないでしょうか。

 

入れ歯が合わない気がします。

お口の中の顎の骨は、歯を抜去してしまうとその歯の部分だけではなく歯槽骨全体が吸収してしまいます。
理想的な入れ歯(義歯)というのは、この失われたスペースを元どおり回復し周囲の筋肉とも協調して、違和感なく機能できるものです。
さらには口腔内の機能だけでなく、顔貌を回復し、豊かな表情を取りもどすことを目的としているために、技術の格差は想像を絶します。
ミケランジェロは彫刻するのではなく岩の中からそこに埋まっている彫像を掘り出すのだという名言を残しましたが、義歯はその逆で口の中の見えないスペースにピッタリとはめこまなくてはならないわけですから、さまざまなファクターを満たすことが要求されます。
残念ながら100%条件を達成した義歯でも天然歯には、はるかに及びません。
現在、インプラント治療によって、入れ歯からの脱出に成功し、笑顔を取り戻した患者さんがかなり沢山いらっしゃいます。
素敵な笑顔は、健康のバロメーターといえるでしょう。

 

口の中が乾きやすいのですが…

人前で緊張する場面で、口が渇いて話しづらかったという経験はどなたでもあると思います。
お口の中は唾液によって潤いが保たれているため、なんらかの原因で唾液の分泌量の低下が起こると、お口が渇きやすくなります。
ではなぜ唾液の分泌が低下するのでしょうか?
普通口の中には、1日に1リットル?1.5リットルの唾液が分泌されます。
ストレスなどの緊張状態、睡眠時、閉経時などでも分泌量は少なくなりますが、主な原因として降圧剤などのお薬の作用や高齢が考えられます。
また若年者において、硬いものなどをしっかりと噛む習慣が身についてなく、唾液の分泌が少ない傾向にあること、口呼吸など影響が大きいと考えられます。
唾液には
・粘膜の保護と潤滑、消化作用
・自浄作用(食べかすなどを洗い流します)
・抗菌作用(歯垢の発生を抑えます)
・希釈・緩衝作用(歯の表面を酸から守ります)
・再石灰化作用(初期むし歯で、溶けた歯の再石灰化をはかります)
があり、唾液分泌の減少はこれらの作用で守られていた環境および噛むこと、飲み込むこと、話すことなどの機能にも影響します。
よってむし歯や歯周病にかかりやすくなりますので、甘いものの摂取に注意しブラッシングに2倍くらい時間をかけて、しっかりと磨く必要があります。
また水分を多くとり、食事はよく噛んで食べることで、刺激を多くし唾液の分泌量を増やすように心掛けましょう。