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【ポーセレン】
ポーセレンとは、主成分が長石質、ルーサイト、陶土に溶剤を混ぜて焼き固め、再び粉砕したものに着色剤として金属酸化物を入れて、焼き固めて粉砕したものであります。その何色もの陶材を層状に盛り上げ真空焼成することにより、天然歯の色調を再現することが出来ます。色調はシェードガイドという色見本を参考に患者さんに最も適した色を選び出し、その基本配合に、熟練した技工士が経験と技術を加味し焼き上げます。
ポーセレンの特徴として、組織親和性に優れているため口腔内での為害性がありません。
また、耐摩耗性に優れ吸水性が無く、表面が滑沢でプラークが付きにくいです。熟練した技工士がポーセレンを用いることにより安全で色調、形態とも、ほぼ天然歯同様に再現することが出来ます。
【レジンとは】
レジンとは、天然樹脂または合成樹脂の略称で、歯科では、入れ歯の人工歯や歯肉の部分、仮歯や矯正装置に使われています。
歯科用レジンには、いくつか種類がありますが、主としてアクリルレジンが使われています。アクリルレジンはもともと透明な素材で自由に着色でき、加工がしやすく、無味、無臭、無毒で、日常の使用に耐えるだけの強さを持っています。しかし、金属の材料に比べて、熱伝導率が悪く、加熱によって変形し、歯の噛み合わせの部分の磨耗や吸水性による変色や劣化などの短所もあります。そのため、永久的に使えない材料であることも事実です。
【印象材について】
修復物製作の多くは、口腔内の状態を再現した石こう模型上で行われます。この石こう模型を得るための陰型をとる材料を印象材といいます。
印象材の種類として、アルジネート印象材、シリコーンラバー印象材、寒天印象材など数多くありますが、口腔内で使用するものであるために、有害でないもの、取り扱いが用意である事が必要となります。
そしてこの修復物製作の出発点である印象採得は、非常に大切であり、正確な陰型によって作られた石膏模型でなければ、精度の高い修復物が作られたとしても、実際の口腔内に適合することはありません。
そのため印象材は、症例に応じて最適なものを選択し、寸法精度が高く、細部まで十分に再現し得る事が大切なのです。
当歯科医院ではより正確な陰型を取るために、親水性が高く、弾性に富み、永久変形がない、シリコーンラバー印象材を使用しております。
【歯科用ワックス】
歯科用ワックスは、義歯を作るときのろう堤やワックスデンチャー(ろう義歯)、インレー、クラウン、金属床などのワックスパターンなどに使われ、主に技工を行う際に用いられる補助的材料ですが、石膏と並んで重要な歯科材料の一つです。その使用目的の違いによって、インレーワックス、パラフィンワックス、シートワックス、スティッキーワックス、ユーリティーワックス、ビニールラインワックスなどがあります。
ほとんどのワックスは次のような特徴を持っています。
(1)手ごろな温度(40〜60℃)で硬軟自由自在に変えることが出来る。
(2)60度以上で溶融状態になる。
(3)簡単に成形、彫刻が出来る。
(4)高温加熱(500〜600℃)により、ほぼ完全に焼却、揮散する。
(5)温度変化に伴い、寸法変化を起こす。
(6)強度が小さいため外力により変形しやすい。
【歯科鋳造】
私たちの身のまわりには、たくさんの金属製品がありますが、実際にそれらは、どのように作られているのでしょう。
それらの金属の形を作る加工方法には、二つの方法があります。
(1)塑性加工法・・金属に力を加えて色々な形の物を作る方法。
(2)鋳造法・・金属を溶解して鋳型に流し込んで作る方法。
歯科における金属性の技工物を作る場合、殆どがこの鋳造法によって作られます。
この鋳造という方法は歴史が古く紀元前四千年に中央アジアのメソポタミア地方で、火の近くにあった銅鉱石から銅が溶け出すのを見た人々が、石で型を作り、溶かした銅を流し込んで色々な物を作ったというのが始まりだそうです。
歯科鋳造の場合、一つ一つがカスタムメイドであり、1ミリの数百分の1の寸法精度が求められるという点が難しいところです。その為、熟慮すべき点がいくつかあります。
第一に、金属の溶解方法です。ガスと空気又は、酸素の火炎で溶かす方法、高周波を利用して金属を内部から溶かす方法、アークを利用する方法があり、この三つの方法を金属の溶解温度によって使い分けます。
第二に、溶けた金属を流し込む鋳型の材料です。鋳型材を固める結合剤と、耐火材から成り、結合材には主に、石こうかリン酸塩が使われ、耐火材にはシリカが使われます。
第三に、金属を流し込む際、高密度で均一な金属体が出来あがるための加圧法です。
遠心力を利用する方法とガスの圧力を利用する方法があります。
以上のように寸法精度を高めるために様々な方法が行われております。
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『鋳造によって鋳込まれた技工物と鋳型』 |
【金属】
地球上の元素は大別して金属元素と非金属元素に分けることができます。その中で金属元素の特徴は、固体の状態では結晶になり、展性、延性をもち、電気や熱を導きやすく、不透明で金属光沢をもっていることです。
歯科では、これらの金属を合金化して使用することがほとんどですが、なかでも高温状態で酸化されない貴金属の合金がよく使用されます。
また不動態になりやすい卑金属の合金の中でも、耐食性に優れたものは使用される場合もあります。
当院では、口腔内での酸化する(錆びる)ことがより少なく、イオン化傾向の小さい、歯科用合金としてとりわけ優れた高カラット金合金やアレルギーフリーの純チタンの使用をお勧めしています。
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『スポンジチタン』 |
【鋳型材】
溶解した金属を流し込む型を製作するために使われる材料を、鋳型材といいます。
中でも歯科に使われる鋳型材は、患者さん個々の技工物を作るためのものであり、高い精度が要求されますので、
(1) 2・3種類のシリカをまぜることにより、それぞれの歯科用金属の膨張、収縮にあわせてロウ型に忠実な鋳型が作れる事
(2) 鋳造時の圧力、鋳込む金属の溶解温度に耐えられる強度を得られる事
が必要になります。
また歯科用鋳型材は、金属の溶解温度により2つに大きく分類されます。
金属の溶解温度1000℃以下・・・石膏系の鋳型材で、主成分はシリカで結合材に石膏が使われています。
金属の溶解温度1000℃以上・・・・リン酸塩系の鋳型材で、主成分は同じくシリカですが結合材にリン酸などを使うことにより、高温の金属が流れ込んでも壊れない強度を得ています。
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