歯は極力いじらないこと

私も歯科助手の資格を取得する際に、噛み合わせと全身について勉強を始めるまでは、歯と体が深く関係していることを全く知りませんでした。ましてや、歯医者で実際にやってもらう歯の治療が患者さんの体を悪化させる原因になるとは、夢にも思いませんでした。

 

しかし、知らなかったとはいえ、かつて医療や歯科技工によって病人を作り出していたということは紛れもない事実なのです。現在、歯医者は、歯を削る治療から、歯を極力いじらない治療へ転換している最中であるとも言えます。

 

噛み合わせと全身の関係や、歯を安易にいじることは怖いことである、ということを患者である私達も知っておくべきだと思います。

 

現在、私は歯科助手として近所の歯科医院に勤務していますが、噛み合わせの不調和によって全身に様々な症状を抱える患者さんが数多く来院されています。

 

このような患者さんの多くは、ほとんど生まれつき噛み合わせが悪い訳ではなく、過去に受けた安易な歯科治療や歯科矯正が原因となっているケースが多く、事態の深刻さを感じれずにはいられません。

 

こうした現状を一刻でも早く改善していくためには、噛み合わせを中心とした顎、口腔系医学を確立し、医科と歯科に分けられた医療体制を整備することが求められているのです。今はまだ、このような変革への道は大きく開かれているとはいえません。

 

患者さんも、自分が今までに身につけた歯科医療に関する常識を一度白紙に戻し、新たに正確な情報を得ていくことが大切です。噛み合わせの不調和が原因で引き起こされる病気は、他の重篤な感染症やガン等とは異なり、比較的簡単に予防することができるものです。

 

「歯は極力いじらない」ことが重要です。皆さんの歯を体を守るためにも、歯は極力いじらないということをしっかりと頭にいれて、今後の新しい歯科常識として定着していって欲しいものです。