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口腔内で細菌が繁殖する栄養の源は、口腔内に残った飲食物の残渣であり、エネルギー源が豊富であればあるほど細菌の種類・分裂速度は加速され増えていきます。
また歯周炎が進行するにつれ歯のまわりの歯肉溝(歯周ポケット)は深くなり、細菌の侵入・増殖が起こり細菌数も増えていきます。
口腔内は常に約37度・湿度100%という繁殖するにはこれ以上ないほどの好条件にあるため、毎日何百億という細菌が増え続けています。
また細菌は口腔内を浮遊しているわけではなく、歯の表面に集落を作り固着・増殖しフィルム状の膜をつくります。(バイオフィルム)
これにより抗菌含嗽剤などだけでは、あまり効果はなくブラッシング清掃を徹底して除去しないかぎり治癒は望めないのです。
つまり口腔清掃が悪く、食べかすが放置されているということは口腔内で細菌を飼育しているのと同じことで、いわば台所の生ゴミ置き場と同じ状態になるといっても過言ではありません。 |
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PCR(polymerase
chain reaction)による
特定の細菌のDNA配列の増幅を電気泳動で解析したもの。  |
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このようにして細菌が口腔内に増え、唾液などの免疫防御の働きをこえて歯肉に炎症が起こり始めると体の中で様々な反応が起こります。
これにより歯の周りの歯槽骨では、骨組織の恒常性を保っているはずの骨を造る細胞(骨芽細胞)と骨を破壊する細胞(破骨細胞)のバランスが崩れて、骨の吸収が起こるのです。
このようにして歯を支持している骨の吸収が起こり始めると歯がグラグラと動揺するようになり、咬合全体のバランスが崩れはじめます。
特に臼歯での動揺の増加や臼歯の喪失は、周囲及び前方の歯での歯周病の進行を早めてしまいます。
さらには咬合位の低下をまねくと筋活動の全体的な平衡を乱し、また顎関節に障害を与えてしまう場合もあります。 |
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